No TENUGUI, no life

手ぬぐいへの想いを語るブログです

【手ぬぐいのイロハ】注染(ちゅうせん)ってなに?

f:id:n-kanae:20180423125626j:plain

染色する伝統的な技法に、注染(ちゅうせん)というものがあります。
日本独自の染色技法で、手ぬぐい、浴衣、ふきんなどが生産されています。

 

注染の特徴

模様の部分だけ必要な色染めをする染色方法。裏表なく染めあがるのが特徴です。

手作業ならではの独特な風合い、繊細でやさしい雰囲気が醸し出されます。

注染の工程

f:id:n-kanae:20180423130344j:plain

画像元:http://nijiyura.com/product/ 

  1. 生地の上に型をのせる
  2. 色が入らない部分に防染のりを塗る
  3. 柄が合うように、生地を手ぬぐいのサイズに折り返す(折り返すごとに型を乗せてのりを塗る)
  4. 他の部分に色が流れないように、のりで土手を作る
  5. 染料を注ぎ込む
  6. 生地を裏返し再度染める
  7. 余分な染料・のりを落とすために水洗い
  8. 脱水・乾燥
  9. 染めあがったものを機械で真っすぐに伸ばして、裁断する

注染の手ぬぐいの注意点

注染の手ぬぐいは、多少色落ちすることがあります。
使い始めの2・3回は他のものと分けて洗濯しましょう。洗った後は、陰干しがおすすめです。