【手ぬぐいのイロハ】注染(ちゅうせん)ってなに?
染色する伝統的な技法に、注染(ちゅうせん)というものがあります。
日本独自の染色技法で、手ぬぐい、浴衣、ふきんなどが生産されています。
注染の特徴
模様の部分だけ必要な色染めをする染色方法。裏表なく染めあがるのが特徴です。
手作業ならではの独特な風合い、繊細でやさしい雰囲気が醸し出されます。
注染の工程
画像元:http://nijiyura.com/product/
- 生地の上に型をのせる
- 色が入らない部分に防染のりを塗る
- 柄が合うように、生地を手ぬぐいのサイズに折り返す(折り返すごとに型を乗せてのりを塗る)
- 他の部分に色が流れないように、のりで土手を作る
- 染料を注ぎ込む
- 生地を裏返し再度染める
- 余分な染料・のりを落とすために水洗い
- 脱水・乾燥
- 染めあがったものを機械で真っすぐに伸ばして、裁断する
注染の手ぬぐいの注意点
注染の手ぬぐいは、多少色落ちすることがあります。
使い始めの2・3回は他のものと分けて洗濯しましょう。洗った後は、陰干しがおすすめです。